ヨットで世界一周を達成
<第三レグの軌跡>
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長年の夢であったヨットで世界一周を達成する事が出来ました。
最後のレグは、2012年5月11日にフィジーのデナラウ・マリーナを出発し、バヌアツ、パプア・ニューギニアを歴訪し、豪州のダーウインに入る。豪州のへそ、ウルル(エアーズロック)に感動しました。ダーウインからインドネシア政府肝いりの「セール・インドネシア」というヨット・ラリーに参加し多くの島々を歴訪しました。バリ島では素晴らしい民族舞踊を楽し、コモド・ドラゴンやオランウータンなど珍しい動物にも出会う事が出来ました。
三ヶ月のインドネシアの旅を終え、マレーシアのジョホール・バルに舫をとりました。此処で新たに「セール・マレーシア」という政府肝いりのヨット・ラリーに参加し、マレー半島を北上し、2012年11月18日にタイ・プーケットのヨット・ヘヴン・マリーナに無事帰還し、世界一周を達成できました。
<まとめ>
期間: 2008年12月15日〜2012年11月18日
航海日数: 1056日
歴訪国数: 53カ国(自治領もカウントする)
停泊場所: 272カ所
世界遺産: 84カ所
<第一レグは次を参照ください>
http://harmonyvi.exblog.jp/12894684/
<第二レグは次を参照ください>
http://harmonyvi.exblog.jp/17032840/
最後になりましたが、家族を始め本当に多くの方々のご声援に励まされて、世界一周を達成する事が出来ました。改めましてお礼申し上げます。
尚、7月には「旅行記」を出版する予定にしておりますので、ご興味ある方はご購読ください。
<プーケットに帰ってきました>
最後の訪問国、そして終着地タイのプーケットを目指す、一泊二日の最後の航海である。
夜間に入ると、いつものようにかなりの漁船が操業しており、行く手を阻む。怖いのは、二艘で網を引っ張っている場合で、間に入ると、魚の代わりに我々が捕獲されてしまう。
慎重に、慎重に進んでゆく。
夜明け頃、思い出多いピピ島を視認し、続いてプーケット島が近づいてくる。昔を思い出しながら、プーケット島を北上し、2012年11月18日15時20分、ヨット・ヘヴン・マリーナに舫をつなぐ。
世界一周の達成である。
2008年12月15日に此処を出発し、世界一周をして来た。
航海日数は1056日で、訪問国は53カ国、停泊箇所は272カ所、そして83カ所の世界遺産を見て来た。長いようで短い航海であった。三人が無事に帰還できた事が一番よかった事だろう。
4年近くも家族を放ったらかしにしたにも関わらず、世界一周に理解を示してくれた家族に感謝するばかりである。
一昨日、ハーモニーの中古販売を依頼したRippen Marineが早速顧客を連れてハーモニーを訪れる。
シンガポール人夫妻で購入目的だが、ハーモニーにはあまり興味を示さなかった。
午後に入り、燃料を積み込んで最後の訪問国タイを目指す。
<Royal Langkawi Yacht Club>
レンタカーでクアへ行く。そこにはPoyal Langkawi Yacht Clubがあり、日本人セーラーが居るというので訪れてみる。残念ながら、不在でお目にかかれなかった。このクラブには、ヨットの中古販売をしている店があり、ハーモニーの販売を御願いする。
<ルバッグ・マリーナ>
<テラガ・マリーナ>
ランカウイに向け出航準備の為、エンジンルームを調べると、エンジン直結の冷凍庫用のポンプの取り付けが緩みぐらついている。元々使っていなかったので、外してしまう。
11時頃、舫を解き北に向かう。夜半に入ると、大変多くの漁船と網用のブイが行く手を遮る。本船用の航路内の奥深くまでブイがうってある。此処まで来て、網を引っ掛けたくないので慎重に進む。
二日目の夜も、たくさんの漁船の中を慎重に進み、昼過ぎにマレーシア北端にあるランカウイ島のルバッグ・マリーナに入る。1999年に我々のハーモニーをこのマリーナで購入した経緯がある。
その後、2004年の大津波で一時壊滅的な打撃を受けたそうだが、現在は見事に復活している。
かつての思い出を辿りながら、レストランで昼食をいただく。
続いて、二時間ほどの航海で北にあるテラガ・マリーナに移動する。此処もかつて数回訪れている。出入国事務所があるので、便利である。マリーナを眺められるレストランで和食を味わう。