本日も風弱く、機走ですすむ。
この日のいずれかの時間に日付変更線を通過する為、一日は止めねばならないが、日付変更線が斜めに引かれているため、どのあたりで通過するか不明であった。トンガについてから日付を変更しよう。
夕方から、ニウアトプタプ島(Niuatoputapu Is)が見えてくる。ピラミッド状の島である。
ニウアトプタプ島の遥か西方**KMにニウアフォアウ(Niuafo'ou Is)がある。
この島は「ブリキ缶島」としてかつて有名であった。
この島はフィジーとサモアの中間にあり、汽船の航路筋にあたっていた。天気の良い日は汽船は島に立ち寄るが、荒れてくると風上から郵便物をブリキ缶に入れて海に流すそうだ。風と波でブリキ缶は島に近づくという寸法である。
このことから「ブリキ缶島」と呼ばれるようになったという。
トンガの人に確認したところ、確かに数十年前まではそうであったそうだが、現在は港湾設備も充実しており、ブリキ缶は使っていないそうだ。