<馬での登山>
<Valcan Siera Negra火山>
<Valcan Chino火山>
<溶岩トンネル>
8時に港にツアーの車が迎えに来て、ツアー事務所へ向かう。今回のメンバーは6人でわれわれ3人とカナダ艇の夫婦、そして若者一人である。同時にツアー・ガイドも同行する。車で30~40分高原に向けて走るとValcan Siera Negra火山の登山口につく。霧が出ていて結構寒い。登山口には3組ほどのグループがおり、一組は歩いて登山するようだ。我々ともう一つのグループが馬で登山をする。はじめての乗馬で緊張する。ぬかるんだ坂道を40分ほど登っていく。先頭にガイドが付き、しんがりにはカーボーイがつく。馬はよく調教されているから心配しなくていいとカーボーイから言われていたが、私の馬は勝手な動きをする。登り切ると、Valcan Siera Negra火山のカルデラが広がる。世界で二番目に大きい活火山のカルデラという。最近では2005年に火山の北部で噴火が起こり、溶岩がカルデラの南西の半分ほどを埋めたそうだ。推定では7mほどといわれている。
さらに火山の外側に向かうとValcan Chino火山が見える。これはValcan Siera Negra火山から派生したものだそうだ。途中で馬を下り、歩いてValcan Chinoに向かう。眼下にはイサベラ島の北半分がよく見える。火山に近づくとサボテン以外の植物はなくなり、溶岩の道を進む。小さな溶岩トンネルもある。溶岩は全体的に茶色を帯びているが、数本の黒い帯状の溶岩が見られる。
比較的新しい溶岩だそうだ。新しい噴火としては、1963年と1979年と記されていた。かつての噴火口につく。深い深い穴があいている。活火山だが噴煙等は出ていない。しばらく、イサベラ島を眼下に楽しんで、馬のところに帰る。途中、用意されたサンドイッチを木陰でいただく。改めて馬で下山し、2時ころ登山口に帰る。なかなか楽しい体験であった。足と尻部に痛みは残ったが。
夕方、予定していた燃料が届いたのでゴムボートで回収する。
必要な水と燃料は調達できた。後は生鮮食料品の調達である。月曜日に調達予定である。理由は生鮮食料品は週一回日曜日に運ばれてくる。店先に新鮮なものが並べられるのは月曜日だそうである。