<タバコ工場>
<ラム工場>
<古くからのタバコ葉の倉庫>
<壁画>
<インドヘナの洞窟>
<ビニャーレス遠景>
ハバナ・リブレ・ホテルから観光バスで、ハバナ西方300KMほどのところにある。この間、高速道路は整備されていいる。目的地近くの大きな町、Pinar del Rioで途中下車し、まずは葉巻工場を見学する。このあたりは良質の葉巻が生産されていることで有名である。工場の一つフランシスコ・ドナティエンを見学する。
大変な労働集約的産業である。ほとんどが手作業で、行員がずらっと並んで受け持ちの作業をこなしていく。大体一人で一日100本程度作る計算になる。タバコの葉っぱから中心を通っている葉脈を抜いていく。芯になる建てに刻んだ葉を一枚の葉で包む。口元は小さな葉っぱで丁寧に成型していく。それを丸く圧縮する。できた芯をほかの葉で何重にも巻きながら包んでいく。再度、圧縮する。一定の検査後、ラベル張り工程へ。そして、箱詰め工程へ。その後は、湿度管理された倉庫に寝かされるようだ。
タバコは吸わないので葉巻のことはよく知らないが、解説書によると、現在、5大メーカーがあるそうで、「コンテ・クリスト」「ロメオ&ジュリエット」「オヨ・デ・モンテレー」「パツタガス」そして「コヒーバ」がある。コヒーバは最高級葉巻きで国賓用ギフトとしても使用されているそうだ。
この工場では「ベゲリオ」と言うブランドを生産している。
続いて、カサ・ガライと言うラム工場へ行く。ここではグアヤビータ・デル・ピナールと言うグアヴァを入れたラム酒を生産している。
30分ほど、北に進むと、ビニャーレスの谷に到着する。丸い岩山がつずく谷である。
途中、世界最大規模の壁画が岩山に描かれている。ビニャーレスは先史時代から人が住んでいたようで、多くの洞窟からはそれらの遺跡が出てくる。これらを記念して壁画に表したそうだ。さらに進むと「インディヘナの洞窟」に着く。古くは先住民族がすみ、植民地時代は逃亡黒人奴隷が住み、独立戦争時は革命家の住みかとなっていたようだ。中には大きな川があり、此処でボートに乗って、反対側の出口に至る。鍾乳洞の船遊びは初めてである。