<バークレー砦からイングリッシュ・ハーバーを望む>
<Falmouth Harbour にて>
<Falmouth:メガヨット=ファルコン号>
<English Harbour>
2011.2.20 to Antigua
7時にDeshaiesの湾を出航し、一路北に位置するAntiguaに向かう。風が弱く機走となる。波が弱い分艇速が上がり14時にはAntiguaのNelson's Dock Yard Marinaに到着する。
奥深い湾で、ハリケーン時でも安心して船を止めることができるだろう。湾内一パイにヨットが錨をおろしている。
ヨット乗りには有名な泊地である。1785年~1792年頃、イギリスのジョージ王朝時代に建造された造船所で、現在でも修復されてその縁をしのぶことができる。
有名なネルソン提督が26歳の年に副司令官格で小アンティル諸島に赴任する。当時、アンティグアの商人はアメリカとの密貿易で利益を上げており、代々の提督も黙認していた。
ネルソンはこれを厳重に取り締まったため、現地の商人と軋轢を生じ、泊地にも関わらず船上生活をしていたようだ。
滞在中、隣の島にいた未亡人と結婚したこと以外、ここでの生活はあまり楽しいものではなかったようだ。
停泊後、近くを散策する。一帯は「Nelson's Dock Yard National Parlk」になっており、きれいに整備されている。湾の先端にはバークレー砦があり現在でも、歩哨の建物と火薬庫がある。
西にすすむと10分ほどで、西隣のFalmouth湾に出る。此処も良好でメガ・ヨット、メガ・ボートがたくさん入っている。
たまたま、明日から[RORC Caribbean 600]レースがあるらしく、大型のレース用ヨットが多く入港しておりにぎわっている。
因みにAntiguaは1493年(11月11日)第二回目の航海で発見し、スペインのセビリアにある「サンタ・マリア・デ・ラ・アンティグア」から命名したそうだ。
ただし、上陸した形跡はない。