<ロゾウ泊地>
<泊地での虹>
便器の調子が悪く、朝から修理する。9時半に修理が終わり、10時に出港する。最初は島影であり、海上は穏やかだったが、Dominicaへの途中は北東風が強く(貿易風なので常に吹いているが)波も高く、居心地が悪い。それでも、機帆走で7ノットを稼ぎ出し、16時にはRoseauの少し南にあるアンカレッジのブイをとる。
カリブに来るまで、「ドミニカ共和国」以外に「ドミニカ」と言う国があることを知らなかった。
とても小さな国で、言語は英語である。全体の印象としては貧しそうである。言いかえると手つかずの自然がおおくのこっている。旅の解説書に「コロンブスが今日よみがえってきて思い出せる唯一の島はドミニカである」と記していた。
すぐ近くの「Anckerage Hotel」に入るとクジラの骨格がつりさげてある。ドミニカの西岸はマッコウクジラの生殖地で年中クジラが見られるそうだ。11月から3月が最盛期とも言っていた。そのホテルはクジラ鑑賞船を持っており、ソナーでクジラの居場所を探すそうだ。ヨットの我々がクジラと遭遇するのは幸運でなければ難しそうだ。