<ブルー・ラグーン・マリーナ>
<Pigeon Island>
停泊地のすぐい近くに、「Blue Lagoon」と言うマリーナがあるのでゴム・ボートで出かける。途中、サンゴ礁が二か所横たわっており、スクリューで地面をひっかいてしまう。また、マリーナはサンゴ礁で囲まれて、泊地としてはとても良いが、入り口がせまくそして浅い(満潮時でも2.3m程度)。とても、浅くて我々の船では進入できない。(ただ、マリーナで聞くと、別のルートがあり、お金を払うと彼らの先導で我々の船でもはいれるそうだ)
船に帰ると、「ポレール」に日本人の若者が7名乗船していた。彼らはSt.VincentでボランティアをしているJAICAのスタッフだそうだ。彼らも、久しぶりに日本人(おじさんたちだが)に会え、楽しんでいた。とくに、「ポレール」にはカラオケセットがあり、マイクの取り合いになる。日本の若者がこんなところで頑張っているのを見るにつけ、日本の将来も開かるように思えてくる。それにつけても大人(とりわけ年寄りは)は情けない。
皆に別れを告げて、夕方6時に錨をあげて、次の目的地St.LuciaのRodny Bayに向かう。この間も風向が悪く、機走でのぼっていく。
明け方、Rodney Bay の入り口突き出しているPigeon Islandを北に見ながら湾に侵入していく。Pigeon Island は元々、島であった。此処には海賊華やかリし頃、フランスの私掠船(海賊)のFrancois Le Clercが此処に住みつき、沖を通るスペイン船に攻撃をかけていたそうだ。彼はJambe de Bois(Wodden Leg)とあだ名された有名な海賊である。おそらく、彼がこの島で住み着いた初めての西洋人と言われている。その後、イギリス、フランス等の植民が続いていく。現在は人工的な道が島につながっており、あるいて先端まで行ける。
10時頃、マリーナに舫いをつなぐ。トリニダードのシャムの紹介された消防長官に連絡を取ったところ、夜も遅いのに船に訪ねてくれた。彼はこの島の消防官310名のトップである。若いころは、JAICAの援助で日本(幡ヶ谷)で消防方法を2.5カ月間学んでおり、日本通である。
島内の観光も心配してくれ、さっそく、車とスタッフを用意してくれる親切さである。