[クサダシ・ギュエルジン島の要塞]
[サモス島:ヘラの神殿]
[サモス島:ピタゴリオンのレストラン]
[サモス島:バナイア・スピリアニ修道院]
[サモス島:エフパリノスのトンネル]
09.09.30(ギリシャ・サモス島へ)
クサダシからフェリーでギリシャのサモス島へ行く。朝8時半出港で夕方帰港するフェリーを利用する。
一時間半の船旅である。サモスについたらただちにレンタカーで島内観光に出かける。
まずは、ヘラの神殿(ゼウスの姉であり、妻でもある:ギリシャ12神のひとりでサモスで生まれたとされる)へ向かう。途中、街道の両側は遺跡だらけ。ヘラの神殿の保存状態はあまり良くない。真中に巨大な柱が一本立っている。なんだか「ダルマ落とし」の様相だ。この柱から、当時はアテネのパルテノン神殿の4倍の規模であったとされる。あとで訪れたピタゴリオとともに世界遺産に登録されている。
ピタゴリオに行ってみる。ここは、「三平方の定理」を生み出したピタゴラスが生まれた地で、これにちなんでピタゴリオと命名されている。サモスは多くの有名人を輩出した島だそうだ。童話作家のイソップ、哲学者のエピキュロス、天文学者のアリスタルコス。また、ローマ時代にはエジプトのクレオパトラが訪問した島と言われている。
現在のピタゴリオは可愛い港町で、湾に面して、レストランが軒を連ねている。その一つで昼食を楽しむ。
昼食後、近くのパナイア・スピリアニ修道院を覗くこれまた可愛い修道院である。近くにエフパリノスのトンネルがあると言うので行ってみる。丘の反対側の泉から水を引くために、1KMの細いトンネルを15年かけて掘ったそうだ。掘り進んで開通した時は数十センチの誤差しかなかったとある。当時の土木技術の高さがうかがい知れる。
かつてイオス島で会った、日系ギリシャ人の「ヒロシ」君のフィアンセを呼び出す。サモスは彼女の両親の里で戻っているとのことであるので一度挨拶と考えた次第である。ところが、いないはずの「ヒロシ」君と彼女のご両親も一緒にあいさつに来てくれた。短い時間だが歓談して別れる。ご両親は我々を気遣って、お土産まで用意してくれた。感謝、感謝!!