09.2.15 Oman/Salalah 到着
昨日の風が少し収まるが、以前として視界が悪い。全体に靄がかかったようである。夜明けの太陽が、赤くなく、むしろ、銀色に輝いtれいる。
Salalah は、現在大きなコンテナ基地になっている。また、南側には新しく大きな防波堤が作られていた。
11時30分ころ、Salalah の一番奥(たぶん、もともとの漁港?)にアンカーを打つ。隣はスエーデンの「ブルー・マーリン」という、これグループ参加の船である。
ざっと見ると数十杯のヨットで港がいっぱいになっている。岸壁に直接ロープをとれないため、港の中ほどにアンカーを打っている船も数船いる。
また、我々より大規模なラリー(ブルーウオーター・ラリー:これはグループを組んで世界一周をするラリーである)の船団が大挙(20~30船)入ってい。明日、明後日にかけて、次の寄港地(ジブチ)に向け錨をpあげるとのことである
アンカーを打って、すぐに、船の拭き掃除を開始する。しぶきのためにできた塩と黄砂の砂で、全体が赤茶けて見える。太陽電池の表面など、まっちゃ色になっている。
一段落後、そろって、入国手続きと税関手続きに出かける(事前の情報では、船で待っていると、税関職員が来て第一段目の手続きがあると書いているが、待っても来ないことがわかった)
事務所まで、結構遠い。歩いて20分はかかるか。途中ヒッチハイクして、事務所まで送ってもらった。
帰りも、港湾警察の車で送ってもらった。なかなか親切である。一度戻ったが、町へ行こうということで、タクシー乗り場までてくてく20分ほど歩く。(タクシーは港湾の中に入れず、港の玄関・入口の前で待っている。
面白い運転手で、ジャパン、ジャパンの連呼である。トヨタ車に乗っており、トヨタとジャパンを盛んに褒める。
とにかく、町を案内しろということで、4時間ほど、町の中をドライブする。 作りかけのモスク、公衆市場、スルタン・パレス、スーク(金銀取扱い店の密集地)、オールド・マーケットと行く。
オールド・マーケットでは、羊の肉を串焼きにする(カバブ?)、露店があり、いいにおいが胃袋を誘う。一人串5本を頼む。何やら、白いマヨネーズ状のたれに各自これをつけて食す。旨い。
つけだしに、玉ねぎ、野菜等を刻んだものが出される。現地の人を真似て、手で平らげる。ちょっと味見をするつもりが、腹いっぱいになる。
同じタクシーで 帰途に就く。途中、オマニ・スイートを買ってわれわれにくれる。ウイローをもっと硬くしたようなもので、甘さももっと甘い。
港湾玄関のすぐそばに(外側)酒が飲めるレストランがあると聞き、行く。中に入ると、まったく別世界。ロンドンのパブに来ているようだ。カウンターには数種の生ビールの次ぎ口があり、背後には多くのアルコールが並べてある。
隣の部屋は、3レーンのボーリング施設だ。外にはテーブルがあり、各自飲食をしている。
若いイギリス人が数十人いて、話ができないほどである。あとで、聞くところによると、英国海軍の水兵が来ていたとのことである。
帰りにタクシーの呼び込みがあり、港の中まで送ってもらって5リアル(約1250円?)行くという。タクシーは港に入れないのにと思ったが、とにかく乗る。
やはり、港湾の玄関で進入禁止となる。この間、5分の乗車時間。今度は8リアル寄こせという。ひと悶着あったが、5リアル渡して港湾の中に入る。玄関にいる港湾警察が、入ってくる車を止めて、同乗させてもらう。
最後に、町の印象は、インドから来たせいか、ゆったりできる。また、町はきれいに整備されており、また、新しい建物がどんどん建設されている。病院はすべてタダ、教育費もすべてタダとのこと。治安を良いと聞く。予想以上に金持ちの国である。石油さまさまか?
英語はそこそこ通じるようだ。また、戸外では、あまり女性を目にしない。当然、黒ずくめの衣装である。