ヨッティーにとって大きな心配事として、キールの脱落である。今回の修理の過程で11本のキールボルトの内1本の頭が錆落ちていた。
(正しく言うと頭のてっぺんが2mmほどめくれるように錆落ちていた)
ボルトの頭は通常さびており、中までさびていないか心配しながらヨットに乗っているのが実情であろう。
今回、これを機会に一度ボルトを抜いて点検することにした。
修理屋は状況を見ると私の心配を振り払うように、頭は錆びていても中は大丈夫、今まで六回ほど点検したが、もっとひどい状況でも中はまったく問題なかったと自信を見せていた。
結果は彼のいうとおりまったくきれいな状況であった。しかし、私としては、ボルトをはずして点検してみてよかった思っている。
この点検でわかったこと:
1)ボルトの頭(目に見えるところ)は錆びていても中は大丈夫であった。
2)ボルトは長さ15cm、直径3cm程度と思ったほど大きくなかった(50フィートの船)
3)ボルトの材質は鉄とのこと、ステンレス鋼より強度があるとのこと。
また、錆び対策として、FRPとボルトの間のシーリングをしっかりして水分が入らないようにしている。
4)船底のFRPの厚みは4cm程度であった(50フィートの船)